レンゲとアカシアのはちみつ
はちみつは、ミツバチがいろいろな花から採集してきたみつから作られます。したがってひとくちに「はちみつ」といっても、ミツバチがどの花から採集してきたかによってその風味も、香りも、色も・・・微妙に異なります。
実際、1キログラムのみつを集めるのに、ミツバチは560万もの花を訪れるというのですから、ミツバチさんたちには、本当に「ご苦労さま!」といいたいですよね。
ミツバチが訪れる花は、レンゲ、アカシア、みかん、そば、とち、ナシ・・・などが知られています。またこれらの花からとられたはちみつは、良質なことでも知られています。そのほかにも、栗やナラなどもあります(はたして栗の花とは? ご存知の方のほうが少ないのではないでしょうか?)
それぞれの花によってその持ち味はさまざまです。代表的なはちみつについてその特徴をかいつまんでご紹介しましょう。
●れんげのはちみつ
日本では最も一般的なはちみつのひとつです。クセがなく、ふっくらと柔らかな口当たりは、お子様からお歳を召した方々まで人気があります。香りもよく、そのままトーストやホットケーキにかけて召し上がっていただくのにぴったりです。
●アカシアのはちみつ
レンゲと並び、日本で非常に人気の高いはちみつです。クセがなく、香りが淡泊で、ソフトな甘さが特長です。お料理に用いると、素材本来の風味を生かし、相乗的においしさをアップすることができます。フルーツのはちみつ漬けや、ドーナッツなどのお菓子作りにぴったりです。